肉体労働系アニキです。
2017年12月29日 18:30に以前勤めていたN・ブラック空調の後輩K君と飲みに行った話。
K君がどうしてもアニキに色々話したいことがあるということで、凄く慕ってくれている後輩だから、結構頭痛がしていたが、痛み止めを飲んで待ち合わせの駅前に行った。
前週の23日土曜に飲み会予定であったが、その日も体調不良であった(風邪の為)
年末ということもあり、どこのお店もお客さんがいっぱいでお店に入れず・・・
5軒回ったくらいで、なんとか小さな居酒屋に入ることが出来た。
で、話のほとんどがN・ブラック空調の話だったんだが、結構ヤバイことになっているようだ。
掻い摘んで問題点を挙げてみる。
1.内部2派による分裂が激化していること。
2.会議という名の喧嘩が度々起こっていること。
3.唯一の若手社員(社歴3年生)が辞めたこと。
4.K君の体調不良による身体的負担があること。
順に説明すると話が分かり易い。
まず、内部2派の激突の事だが、仕事の改善の為と言いながら実際は「各人のポジション争いという会議」をするも抜本的解決に至らず、若手社員は、未来の展望に期待が持てず辞めた。
さらにK君の身体的に支障が出てきているので、肉体労働の継続が難しいかもしれないというものだった。
アニキの見解だが、N・ブラック空調はあと10年で廃業すると見込んでいる。
2018年の正社員12人の平均年齢は、49.8歳である。
10年後には半数の6人になり全てが50歳代である。
現場仕事に於いて全員が50歳代の会社はきついですよ。
さらに、この会社に於いて新人を育てる器量もないので(実際、44歳以下はいない)、人員増大は見込めない。
多くの若者が辞めていってることこそ、事実である。今現在の結果が証明しているのである。
それを踏まえてK君と転職に関する話をした。
彼は転職に絶望しているみたいだった。
それは何故か?
彼には空調関連の重要な資格が1つも無かったからだ。
彼のスキルとして、作業者レベルの実務は完璧だ。
取引先の信頼もあり、現場での作業は全てできる。
しかし、管理レベルの仕事はしたことがない。
むしろ、する必要がないポジションに居るからだ。
これから先も管理するポジションに就く機会は無いと思う。
しかし、いつでも管理者になれるよう、資格は必要だ。
エアコン業界に於いて、取っておきたい資格は、
・管工事施工管理技士
・冷凍空気調和機器施工技能士
この2つは必須の資格と言えるだろう。
実は、アニキは、この2つとも持っていたりする。しかしながら、現場での作業の工程の組み立てや、作業センスが無いと自分でも思う。
なので、現場などでは、K君によく作業方法などを聞いたものだ。
社歴の長い先輩が、後輩に聞きながら仕事をするのは、みっともないのだが、しようがない。
それでも優しいK君だったから、丁寧に教えてくれた。
だが、彼には資格が無い。
この会社に居る限りはそう支障が無いだろう。資格手当を貰えないくらいだ。
だが、転職するとなると大きな差が出てしまう。
スキルの安売りだ。
どういうことかというと、
転職エージェントと転職サイトによる転職の仕方に差が出てくるだろう。
転職サイトであれば、まあエアコン会社の候補はあると思う。
資格を要求してくる会社もあるとは思うが、必須では無い所も結構あるだろう。
やはりそれなりの給料(低賃金)を提示してくる会社ばかりだ。
転職エージェントに頼む方法も、もちろんある。
だが、案件の殆どが高スキルの人物を要求してくるだろう。
なぜなら、元から管理者兼作業者レベルの人材を求めているからだ。
求人会社が転職エージェントを選ぶ理由は、エージェントに高いコストを払ってでも、人的・内的スキルの高い人材を求めているからだ。
ここで、資格の無いK君は圧倒的に不利になってくるのだ。
さて、どうしたものか?
解決方法は、たった1つ。
資格を取れば良いだけである。
万が一の転職の為、さらには自分のスキルアップの為、資格を取れば良いだけなのだ。
彼が勉強嫌いなのは昔から知っている。
アニキは、彼を資格合格へ導く手段も実は知っている。
勉強するだけで良い。
それが出来ないから困っているんだろ?と思うかもしれないが、方法は至って簡単なのである。
それは、長期的に勉強するだけで良いのである。
大体、資格試験勉強をする人は、2、3か月前からやればいいや、と思ってしまうが、意外と予定(仕事や、家族や自身の健康など不測の事態)が狂って思うように勉強出来ず、不合格となるものである。
事実、数人の同僚やアニキ自身も1年計画で勉強して合格してきたのだ。
問題集が200ページなら1日2ページやるだけで、100日間で達成できるのだ。
僅か3ヶ月と10日で達成できる、もしくは4か月以内だ。
試験日まで8か月も余裕が有る為、見直しも十分出来るし、別の問題集にチャレンジすることも可能だ。
たったこれだけで良い。長期的継続的にやるだけで良い。
先に挙げた資格の合格率は
・1級管工事施工管理技士
学科49.0% 実地61.0% (2016年)
・1級冷凍空気調和機器施工技能士
36.9%(2016年)
合格率は低めである。実際、試験範囲は結構広い。
何故、合格率が低いか?自分なりに考えたのだが、
建築業界に携わる人間っていうのは、基本的に低学歴の人物が多い。
事実、N・ブラック空調は高卒が多く、しかも低学歴者が多かった。
だから、人間的にどうのこうの言うつもりは一切ない。
だとしても、基本的に勉強が大っ嫌いな人が多いので、ろくに勉強もせず試験に臨む人が多くなるので、合格率が低くなると推測する。
勉強すれば合格できるのである。
2018年はK君の資格取得に協力するつもりだ。
勉強は教えられないが、勉強する方法は教えられるし、勉強の励ましになるようアシストするつもり。
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