月収100万円と月商100万円の違いも分かっていない詐欺メールが来る件





肉体労働系アニキです。

Twitterにビジネスや副業の勧誘のDMが来ませんか?

最近も、物販やせどりって流行ってるんでしょうか?

多分、昔ほどではないのかなと思っていますが、メルカリが流行っているのでそこそこやっている人もいるのかな。

ここで、勧誘メールなどにある「私は100万円を稼いでいます」を考えていきたいと思います。

収入の基本的な考え方さえ分かっていない、むしろ、もともと物販をしたことが無いであろうメールの送り主が、月収100万円とか言っているが・・・

読み進めてみると、月の売り上げが100万円みたいなのだ。

それ、月商ですから(笑)

こいつらは、原価率や利益率さえ分かってないっぽい。

もともと詐欺師なので、そんなことも分かってない可能性が高いのだが。


ちなみに、アニキもせどりをやっていたことがあります。

当時、月商60万円、15万円の純利益、利益率25%くらいでした。

商品点数300個、合計売値で50万円位の在庫を常にストックしていました。

あるサイトで、ストックは300種・トータル在庫300個は必要と書いてあったのでドンドン商品在庫を増やしました。

すると、売れ行きが安定してきまして1日に平均7種ほど売れるようになりました。

しかし、仕入れの限界と時間の限界があり今は趣味程度でやっていますが。

このことから、月収100万円を得るときは、利益率から逆算すると月商400万円ないといけません。


一般的に物販の利益率は15%~25%になります。

原価率60%、雑費20%、利益20%が目安になってきます。

売値10,000円の時、6,000円で仕入れて、ECサイトの販売手数料や輸送費で2,000円が掛かり合計8,000円

差引2,000円が儲けになる感じだ。

結局、市場価格の6掛けで手に入れなくちゃならないので、なかなかキツイ。

市場価格の5掛け以下で売ってくれる人もなかなか居ませんよ。

本気で転売ビジネスをやってみたい方に言います。

「やめときなはれ」


転売ビジネスを勧めてくる人って、なぜかスーツを着てビジネスマン的な振る舞いで、ホワイトボードに何やらごちゃごちゃ書きながらコーチしてる雰囲気有りますけど。

その人たちは、自分で転売をすることに限界を感じてコーチ屋なった人達です。

めっちゃ儲かるんだったら、転売やっていればいいだけなので。

結局、転売は面倒くさいですよ。


年収400万円をめざすなら年商で2,000万円なければいけません。(利益率20%の場合)

月商にすると167万円ほど。

1日5.5万円の売上がないといけません。

収入ではなく売上ですよ!

在庫に比例するので、商品種類が多ければ多いほど良いです。

100種類より1,000種類、1,000種類より10,000種類の方が5.5万円を売り上げるチャンスが増えます。

しかしながら、絶えず毎日5.5万円を生み出す仕入れをしなければならず、かなり難しいと思います。

家電屋さん、本屋さん、スーパーなどを見れば分かりますが、相当な種類の商品を陳列しています。

顧客が購入してくれるチャンスが非常に増えるからです。

結局、企業の力というのはそういうものです。

個人がせどり物販で高額所得者になれるはずもなく、ましてやサラリーマンなみの年収さえ稼げない可能性の方が高いと思われます。

ちなみに個人事業主は当たり前に退職金は無く、保険料も多く払わなくちゃならないので、年収500万円は欲しいところです。

スポンサーリンク