労働対価は月給ではなく、時給単価で考えなくちゃ絶対ダメな理由【肉体労働】





肉体労働系アニキです。

会社内で、よく聞く給料の愚痴について考えたいと思う。

登場人物は、パート爺さん(65歳)と契約社員Tさんの話だ。

 

パート爺さん(65歳)の愚痴

「同じ仕事しているのに月10万円しか貰っていない。」

労働時間6時間と決まっているし、時給815円と決まっているので、仕方ないと思う。

815円なりの仕事内容である事と、高齢者雇用では普通の事であることを全く理解していない。

 

 

「建築現場で仕事した方がもっと給料貰える。」

労働時間も長くなるし、求められる体力と作業スキルを考慮したら、時給単価も高くなるので当然貰える給料も多くなる。

しかし、年齢的にその拘束時間と体力維持に耐えられるかは疑問である。

 

 

「給料多く払ってくれたら、昼飯食い終わったら直ぐに仕事してやる」

は? 会社はそんなこと望んじゃいない。

会社は、定時間内でちゃんと休憩を取りつつ作業をこなしてもらえれば、それでよいと思っているから。

お昼休憩を短縮して働いてもらうことにメリットは無く、むしろ、休憩を取らないで働く事による労働災害の可能性のデメリットしかありませんから。

 

 

契約社員Tさんの愚痴

 

「給料上がったら、もっと頑張るのに」

現在頑張っていないのを白状してやがる(笑)

どう頑張るのか疑問だ。

しかも1日の生産量が決まっているので頑張りようがないと思うぞ。

 

 

アニキの考察

結局のところ、仕事をする時給は、会社が適正価格と決めているので、この会社で働く事が間違いである。

これらは、自分の労働価値は、時給単価であると分かっていない考え方だ。

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自分の時給単価を把握した方がよい

ある例として、月給と労働時間を表にしてみた。

 

Aさん Bさん アニキ
月給 24万円 24万円 45万円
基本月給 24万円 24万円 なし
出勤日数 20日 25日 25日
労働時間 8時間 8時間 約13時間
残業時間 0時間 0時間 144時間
総労働時間 160時間 200時間 344時間
時給単価 1,500円 1,200円 1,250円

 

この表から、確かにアニキの月給が45万円とダントツに高いが時給単価は1,250円であった。

これについてアニキが、スーパービジネスマンであるというわけではなく、派遣社員の工場作業で月間144時間の残業をしていたからである。

なので、一概に月給が高いからスキルが高いとか、その人物の労働価値が高いとかを測ることは出来ない。

確かにひと月に45万円貰えるが、労働時間が長いので疲労困憊とパーソナルな時間が全く無いことで肉体的・精神的ダメージがとてつもなく大きかった。

 

AさんとBさんの比較

Aさんの働き方が、時給1,500円と高いしパーソナルな時間が多く、理想的だ。

Bさんの働き方は、Aさんと同じ月給だが、勤務日数が多くパーソナルな時間が少なくなる。

このことから、時給単価を考えることは非常に重要であることを認識した方がよいだろう。

 

まとめ

・単に、年収を多くしたいのであれば、長時間労働のブラック企業に勤めればよい。

・人間的に豊かに生活したいのであれば、高時給の会社で働けばよい。

その為には、自分自身のスキルも高くなければ就職できないことは認識しなければならないだろう。

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